一曲目である"Spawn”のメロディーを出発点として、色々な曲を作ったのがこのアルバムの収録曲です。　 もともとコンテンポラリーダンスの創作の際に依頼を受けて作った曲達なのですが、その際に”Respawn”というゲーム用語のお題があり、それは生物学用語でもあるわけですが、一つのメロディーを出発地点として全く違うスタイルの音楽にするのって、まるで昆虫が幼虫から蛹、蛹から成虫へ、というプロセスみたいだな…と思いました。 なので各曲のタイトル（カッコ内は和訳)も, 1. Spawn (発生) 2. Mimicry (擬態)  3. Molt (脱皮) 4. Respawn (再発生) 5. Cocoon (繭) 6. Morph (変身する) としました。　 このタイトル達はコジツケた訳では無く、むしろ主なモチーフとの関係を考えるとしっくり来るものだとボク的には思っています。 メインのモチーフとなる曲はどちらかというと、どこかの国の古典音楽にありそうなメロディーだと思うのですが、それがアンビエントのドローン的になったり、ポストロック的になったり、実験音楽的になったり姿を変えて最終的には元々の曲とは全く違うスタイルになっていきます。